Archive #121

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Live Wireのホームグラウンド「Biri-Bire酒場」

〒160-0022
東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F (「地鶏ちゃんこ料理・ぢどり家」の左、階段を上がる)<地図> TEL 03-6273-0430
■都営新宿線 新宿三丁目駅C6~8出口から徒歩5分
■東京メトロ丸ノ内線&副都心線 新宿三丁目駅B2出口から徒歩6分

Ikana-Go.jpg平日650円均一(サラダバー&コーヒー無料)ランチ営業中。

ビーフシチューセットBiri−Biriカレー (+日替わり)
←新メニュー:Ikana-Goラーメン(「いかなご」ベースの、節も魚粉も使わない全く新しい第三の魚系ラーメン/一日10食限定)

【これからのPPV中継予定】 2/1(金)19:30〜杉江松恋のガイブン酒場#3
【blog最新】トークライブ「Live Wire」Inside :シリアを闊歩する「戦場の見学者」

[#121] 9月19日(水)

Biri−Biri酒場mini.jpg「竹本健治デビュー35周年&『かくも水深き不在』刊行記念トーク」(ゲスト:宮内悠介)

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【会場】Live Wire 「ビリビリ酒場」新宿(←地図はこちらをクリック)
  東京都新宿区 新宿5丁目11-23 八千代ビル2F
  ・都営新宿線「新宿3丁目」駅 C6~8出口から徒歩5分
  ・丸ノ内線・副都心線「新宿3丁目」駅 B2出口から徒歩8分
※Live Wire専用にオープンした新しいホームグラウンドです。

【開場】19:00〜 【開演】19:30〜
【出演】竹本健治(作家) 宮内悠介(作家)
    聞き手 福井健太(書評家・ライター)
【入場料】前売り¥1500-
当日券:500円up

※店内での飲食代は別途となります。
※イベント終了後、竹本さんを囲んで2日遅れのお誕生日パーティーを開催します。参加費は、フリーフード&ドリンクで3000円(当日参加は3500円)。事前に参加表明される方は、チケット購入サイトに選択ボタンがありますので「懇親会に参加する」を選択してください。

←チケットご購入の方はこのバナーをクリックしてください。


1977年4月、「探偵小説復権」を唱え、本格推理小説の牙城となった伝説の雑誌『幻影城』に、突如23歳の無名の新人の長編が連載されはじめた。ーーそれも『虚無への供物』の著者中井英夫の推薦という超弩級のお墨付きを得ての掲載。この作品こそ、後に『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』と並んで国産推理小説四大奇書と称される、竹本健治の商業デビュー作『匣の中の失楽』であった。

 以来、囲碁、将棋、コントラクト・ブリッジ、チェスとゲームづくしの趣向と緻密なロジックでマニアを唸らせた「ゲーム殺人事件」三部作、SFに転じた『腐蝕の惑星』では存在論を揺るがす設定を描き、推理業界パロディ小説「ウロボロス」三部作では多くの作家、評論家を実名で登場させるなど、ジャンルを横断する幅広い振幅をみせる。一方、十五年越しの超大作『闇に用いる力学』 では、『匣の中の失楽』をも超える濃密に錯綜した世界を描いており、名実ともに「巨匠」の域に達した今も、常に話題作をシーンに投じ続けている。

 そして、本年2012年は、プロデビュー35周年のメモリアルイヤー。今回のイベントは、久々にマニア心をソソる迷宮的な作品となった最新刊『かくも水深き不在』の刊行と、作家生活35周年、そして彼の2日遅れの誕生パーティ(本来のお誕生日は9月17日)という3つの慶賀が重なった記念イベントとなる。

 ゲストにはデビュー作『盤上の夜』がいきなり直木賞候補となり、今や最も注目される作家の一人となった宮内悠介をゲストに迎える。

 『盤上の夜』は言わずと知れたゲームづくしの連作短編集でもあり、竹本の『ゲーム殺人事件』とは推理とSFのジャンルの違いこそあれ、志向するものは極めて近い。現に、竹本は同書読了後に「参った。震えた。」と絶賛のTweetを残し、一方、宮内も『かくも水深き不在』の推薦文『切り札乱舞の新作』で、読者時代からの竹本作品へのリスペクトを語るなど、「ゲーム」という共通のキーワードを挟んで、両者の“相思相愛”ぶりは相当のものだ。

 共にデビュー作からいきなり斯界の注目を浴びるという、プロ作家としての有り様も非常に似ており、宮内にとってはSF界での山田正紀(今年4月にLive Wire#94で対談。[有料完全版])に続いて、ゲーム小説での“父”竹本とのルーツ・トークには期すものがあるに違いない。

 二人を繋ぐ司会役としては、『本格ミステリ鑑賞術』を刊行したばかりの書評家・福井健太を迎える。本格ミステリとSFを跨いだ竹本作品の本質を理解する読み手としてだけでなく、宮内の早大ミステリ研の先輩でもある氏のリードで、いかなる話題が飛び出してくるかにも期待したい。


 

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4月12日(木)「こんな時だからあえて、恋を“自粛”しない生き方」
島田佳奈 (All About 恋愛ガイド)

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