あなたを、まったく新しいトークショーへ招待しましょう。
昨年NHK教育で放映された「ハーバード白熱教室」をご記憶でしょうか? マイケル・サンデル教授が教室の生徒と対話しながら授業を進める、視覚的には全く地味な内容の番組でした。しかし、展開されるスリリングな対話の内容が評価され、書籍「これからの正義の話しをしよう」は、半年で60万部を突破する大ベストセラーになりました。
一方、コンピューターネットワークの世界では、TwitterやFaceBookなどSNS(ソーシャルネットワーク)サービスが注目を集め、著名人と一般ユーザーがダイレクトに意見交換する事がトレンドとなりつつあります。
僕らは、この二つの異なった“ヒット”の構造が、実は全く同じニーズから生まれたのではないかと考えました。価値観が多様化し、メディアもなかなか世相の流れをきちんと把握することができなくなり、皆がそれぞれの正義やそれぞれの迷いを抱えて、漂流している。また社会も、飛び抜けた知識や権力をもったトップリーダが、個人のカリスマで世の中を動かす時代ではない。
だから、今SNSなのだと。
様々な立場の人々がネットを通じて繋がり、それぞれの現場で得た情報を寄せ合い、検討する。「対話から生まれる集合知」が、生きる指針として、今一番リアリティをもって受け入れられているのではないか、と。
その方法論を、入試をくぐりぬけた優等生の集まる教室ではなく、また“ありがたい大先生”のお高い講演会でもなく、一夜限定の出来心でフラっと誰でも参加できてしまう、街場のトークショーに持ち込んでみたいと思ったのです。
日本一直球発言が飛び交う町、新宿二丁目のクラブを舞台に、参加型トークライブ“Live Wire”が開幕します。Twitterや各種メディアで活躍するアーティスト、著名人をメインホストに迎え、政治経済時事問題から芸能、サブカルなど社会をめぐる様々なテーマを、客席とLiveで「繋ぐ(Wire)」試みです。
舞台の上から一方的に情報発信する「モノローグ(独り語り)」から、客席も発言し、顔を突き合わせ、意見をぶつけ合う「ダイアログ(対話)」への進化。それを僕らは「車座ダイアログ」と名づけてみました。
ちなみに英語の「Live Wire」とは、“送電線”や“電気がビリビリする”といった意味。エネルギー感、躍動感(のある人)を指したりもします。(ロックファンなら、AC/DCやMötley Crüeの曲でご存知かもしれません。)HPのURLやTwitterのアカウントに採用した、[go-livewire]と使う場合は「ガンガン行こうぜ」「楽しくやろうぜ」といったニュアンスです。
そう。Live Wireは人と人をつないで“生きるビリビリ感”を送り込む送電線であり、あなたが参加して初めて成立する“リアルなSNS”の世界。合言葉は「Go Live Wire!」
平日の夜の退屈を塗り替える、“語りのエンターテイメント”シリーズです。
まずはお席にどうぞ。
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