Archive #26

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Live Wireのホームグラウンド「Biri-Bire酒場」

〒160-0022
東京都新宿区新宿5丁目11-23 八千代ビル2F (「地鶏ちゃんこ料理・ぢどり家」の左、階段を上がる)<地図> TEL 03-6273-0430
■都営新宿線 新宿三丁目駅C6~8出口から徒歩5分
■東京メトロ丸ノ内線&副都心線 新宿三丁目駅B2出口から徒歩6分

Ikana-Go.jpg平日650円均一(サラダバー&コーヒー無料)ランチ営業中。

ビーフシチューセットBiri−Biriカレー (+日替わり)
←新メニュー:Ikana-Goラーメン(「いかなご」ベースの、節も魚粉も使わない全く新しい第三の魚系ラーメン/一日10食限定)

【これからのPPV中継予定】 2/1(金)19:30〜杉江松恋のガイブン酒場#3
【blog最新】トークライブ「Live Wire」Inside :シリアを闊歩する「戦場の見学者」

2011.7.27(水) 19:00〜 450x165.jpg

Live Wire#26

hasegawa.jpg恒例、月2回のお楽しみ大詮索大会
畠山理仁&小川裕夫「自由すぎる報道協会」#3
「オフレコって報道の“掟”? それとも“仁義”? 
“自由すぎる論説委員”長谷川さんに聞いてみよう!」
長谷川幸洋(東京新聞論説副主幹)


松本龍元復興相が辞任するハメに陥ったオフレコ発言放映事件は、記憶に新しい。だがこの世には記者と権力が癒着して隠されているもっと大きな“オフレコ”情報がまだまだ沢山あるのではないか? 最近も東電の福島原発事故の賠償問題で、経産省資源エネ庁長官の“オフレコ”発言をスクープした東京新聞“自由すぎる論説委員”長谷川幸洋氏に、大手マスコミの陥りやすい“オフレコ”の罠についてじっくり聞いてみよう。

 “リーク”と“オフレコ”の間のダークゾーンには、実は大量の「埋蔵情報」が埋まっているのではないだろうか? 

 そんな事を思わされたのは、最近、世間を賑わせたニュースに、松本龍復興担当大臣vs東北放送のいわゆる「オフレコ破り」事件に触れた時だった。結局松本復興相は辞任に追い込まれ、発言内容の酷さとオフレコ成立の要件を満たしていなかった事から、世間的には“書かなかった”媒体の弱腰を責める論調が支配的だ。

 だが、それで喜んでいていいのだろうか? 今回の事件では、松本氏の脇が甘すぎたことで、“氷山の一角”が世に明かされただけのこと。一方では記者と政治家の間で“オフレコが成立”して、“書かれずに秘匿”されている情報が、依然として沢山あるということではないのか?

 無論「情報源秘匿」ーー公益情報をリークしたインサイダーの立場を守るため、ニュースソースとなった人の身元を隠す事は構わない。だが、企業の悪事や、権力者の放言といった肝心の情報が、“オフレコ”の名のものとに差し止められ、メディア側の過剰な配慮で、記事にならないまま“隠蔽”されているとしたらどうだろう?

 そう考えてくると、「オフレコ」と「ニュースソース秘匿」の間には、すごく曖昧なグレーゾーンがあるように思えてならない。そもそもこの取り決め自体誰が何時なぜ定めたものなのか? 海外メディアでは、公人とのオフレコ取材自体認めない媒体も多い(独自取材で得た情報が、オフレコの約束とぶつかって報道できなくなる事を避けるため)と聞く。だとしたら、結局“オフレコ”は、日本的“持ちつ持たれつ”の癒着の構造が生んだインチキでしかないのかもしれない。

 特にその手のダメな“仁義”に篤いとされる大手メディアの中で、一人異色の存在として知られる記者(現職は論説副主幹)東京新聞の長谷川幸洋氏が居る。最近も東電の福島原発事故の賠償問題で、経産省細野哲弘資源エネ庁長官が漏らした東電&銀行保護路線の“オフレコ”発言を、自ら執筆するコラムにスクープした。その意趣返しとばかりに、経産省側が記者クラブ懇談会から東京新聞記者を閉めだした事件についても、執拗に追求している。

 今回のLive Wire出演依頼に対しても、「僕は東京新聞でも仕事をしているけど、それは仕事の一部。僕の意見が東京新聞のあり方を代表しているわけではないし、代表するつもりもない」と、グッと来るセリフを聞かせてくれた長谷川氏。まるでフリーのジャーナリストであるかのようなアグレッシブな取材活動を展開する、この“戦う論説委員”には、是非、大手報道機関のアキレス腱である「オフレコの隠蔽構造」について、じっくり聞いてみたいと思ったのだ。

 ね? 話聞いてみたくないスか? 
 僕は聞きたい。現職の「新聞のナカノヒト」が、公開の場所でタテマエ以外の直球トークに応じてくれる機会というのは、滅多にないし、いまどきこんなガッツのある組織所属の記者も滅多にいない。この千載一遇の機会にワクワクしちゃう“詮索好き”の皆さんのご参加を、「自由すぎる報道協会」(またの名を「日本詮索好き協会=Free Prying Association of Japan」)はお待ちしております。


hirano2.jpg7月19日(火19:30開演 LEFKADA.png
映画「監督失格」公開三ヶ月連続カウントダウン 
AV監督失格 ! 百花繚乱の90年代・AV黄金期の平野勝之


平野勝之
ゲスト:中村うさぎ(作家)、東良美季(作家/AVライター)、ペヤングマキ(AV監督/劇作家)

後援:『監督失格』製作委員会  「監督失格」公式HP http://k-shikkaku.com/
協力:V&Rプランニング


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 9月3日公開の「監督失格」は、恐るべき映画だ。
 人を想い、愛する気持ちが魂を蝕み、一方が死者になった後も、心を鷲掴みにして離さない…。本来ならホラー映画でもおかしくないような題材だが、この映画は、監督である平野の私生活を延々撮ったリアルなドキュメントとして作られている。

 そもそもAV監督であった平野が世に知られるきっかけとなったのは、売れっ子AV女優林由美香との不倫愛の記録。野宿しながら東京から北海道まで自転車で旅行する、破天荒なAVドキュメント『由美香』だった。そして『監督失格』は、由美香との恋の破綻の七年後、唐突に元恋人を亡くした平野の魂の苦悩を記録している。ドキュメント故の圧倒的な迫真性で、見る者の心は平野の視線をなぞり、共に由美香の霊に心を持ち去られてしまう…。


映画「監督失格」予告編

 かつて平野はAV作品の中で、SEX中に相手に花火を浴びせかけたり、半裸の女優に路上で四股を踏ませる、等シュールな状況を設定し、その極限で繰り広げられる性の爆発と、感情の発露をドキュメントとして記録し続けてきた。今回、実人生の中で、それらを上回るような過酷な条件が自分自身に降りかかってきた時、平野は苦悩する自分にカメラを向けることで、その閉塞状況をぶちぬこうとした。「監督失格」という映画はそんな“地獄巡り”を克明に記録した映画である。

 彼にとって題材がAVだったのは、「撮り続ける」こと、「対象に密着すること」の方便でしかなかったのだろう。根っこにあるのは、レンズの前に立つ者の感情と全ての光景を記録せずには居られない、天性のドキュメント作家の感性。ーーそんな平野の「監督失格」に至る道程を、膨大なAV作品と、自転車三部作と呼ばれる『由美香』以来の三本の劇場作品を振り返ることで、俯瞰してみようというのが今回の三ヶ月連続トーク企画だ。

 第一弾の7月はAV全盛期の90年代、「AVがこんなムチャクチャで面白くていいのか?」とまで言わしめた、初期の代表作「水戸拷問~大江戸ひきまわし」等、一見子供の悪ふざけかと見まごうようなパンク的実験映画の手法で「抜けないAV」をひたすら撮りまくった初期作品を振り返る。80年代バブルの狂乱と、彼がそれまで身を置いていたアマチュア映画の持つ自由さが融合した、無邪気さと狂気に満ちた性のクロニクルだ。それらは、とっくにレンタルビデオ店の棚からも姿を消し、マニアがネットオークションを通して高価で取引するようなレア作品ばかり。またゲストには、『狂人失格』の著者でベストセラー作家 中村うさぎと、平野の一番弟子である女流AV監督ペヤングマキを招き、“女優にのめりこむ”監督・平野勝之に、“女目線”で斬り込む。

 そして、あなたは知るだろう。平野は最初から平野だったということを。

なお、本イベントは都条例により18歳未満の方の入場はお断りいたします。当日入場の際に年齢の確認できる身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となりますので予めご了承ください。また、未成年者へのアルコールの販売も固くお断りいたします。


hamamoto.jpg7月20日(水)19:30開演 LEFKADA.png
Book Japan(杉江松恋主催) Presents #2
「創刊35周年をうっかりスルーして3ヶ月。これからの『本の雑誌』は一体どういう感じか? 
 二代目編集長に聞いてみるぞ新宿大集会」(仮)
浜本茂(『本の雑誌』編集人)

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1976年4月、目黒考二、椎名誠、沢野ひとし、木村晋介によって設立された、この「本読みによる本読みのための雑誌」は、ミニコミ誌としてスタート。当初は取次も通さず、ボランティアの配本部隊によって直接都内の本屋に届けられる超アナログな雑誌だったが、本音の「本の感想」に飢えた読書ファンの絶賛を受け、瞬く間にメジャー誌に成長。椎名誠の活躍もあり、多くのファンを獲得した。
 さてそんな輝かしい歴史を誇る『本の雑誌』だが、なんと創刊35周年の節目を迎えたこの春、二代目編集長・浜本茂は、この事に気づかず淡々とスルーしてしまうという暴挙に出た。やる気があるのかーという周囲の声を「通過点ですから」とサラッと受け流すこの大物編集長を招き、遅ればせながらの創刊35周年を祝うとともに、読者の喝と愛情の嵐を注ぎ入れてみるささやかな大集会を催します。
 当日は、本の雑誌編集部から発掘された、今やお宝となった幻の創刊号(現物)や、「読者投票で募る面白かった特集号ベスト10」で選出の各号、「本の雑誌風雲録」で描かれた配本部隊の当時の写真など、お宝資料満載で35周年の歴史を振り返ります。(来場者にも、発掘されたお土産があります。社内のみで発行された内輪受けの超レア「◯◯新聞」のレプリカを差し上げます。)

 さらにこの集会では「第一回本の雑誌公開企画会議」と銘打って、参加者のプレゼンテーションによる、特集企画を募集します。
 「こんな特集を読みたい」というネットでの事前応募も受け付けますが、実際に会場で「俺はライターだが、この特集を是非本の雑誌でやらせてほしい」という売り込みも(ステージで)バンバン受け付けます。編集長のおメガネに叶った特集は、『本の雑誌』誌上で実現するという、読者冥利につきる企画。

 よーするに、世界の活字中毒者諸君は、7月20日(水)新宿五丁目「レフカダ」に集合せよ! なのである。 わかりましたか?



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開催予定(日程調整中)
荻上チキ(評論家)
「セックスメディア30年史ー欲望の革命児たち」出版記念トークイベント


風俗、エロ本、アダルトサイト、出会い系サイト、大人のおもちゃ、ーー現代日本は多種多様なセックスメディアで溢れている。』人々の欲望と想像力を刺激しながら、セックスメディアは発展し続けるだろう。80年代から、2010年代までのセックスメディアを総合的に捉え、その変化の実像を解き明かしていく。第一人者たちの証言と性と快楽に賭けるドラマを紹介しながら、欲望の秘密に鋭く迫る。

荻上チキ 1981年生まれ。評論家、編集者。社会学者・芹沢一也氏と共に株式会社シノドスを設立。著書に「ウェブ炎上」(ちくま新書)、「12歳からのインターネット」(ミシマ社)、「ネットいじめ」(PHP新書)「社会的な身体」(講談社現代新書)共著に「ダメ情報の見分け方」(飯田泰之、鈴木謙介:NHK出版生活人新書)

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4月12日(木)「こんな時だからあえて、恋を“自粛”しない生き方」
島田佳奈 (All About 恋愛ガイド)

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