7月19日(火)19:30開演
映画「監督失格」公開三ヶ月連続カウントダウン
「AV監督失格 ! 百花繚乱の90年代・AV黄金期の平野勝之 」
平野勝之
ゲスト:中村うさぎ(作家)、東良美季(作家/AVライター)、ペヤングマキ(AV監督/劇作家)
後援:『監督失格』製作委員会 「監督失格」公式HP http://k-shikkaku.com/
協力:V&Rプランニング
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9月3日公開の「監督失格」は、恐るべき映画だ。
人を想い、愛する気持ちが魂を蝕み、一方が死者になった後も、心を鷲掴みにして離さない…。本来ならホラー映画でもおかしくないような題材だが、この映画は、監督である平野の私生活を延々撮ったリアルなドキュメントとして作られている。
そもそもAV監督であった平野が世に知られるきっかけとなったのは、売れっ子AV女優林由美香との不倫愛の記録。野宿しながら東京から北海道まで自転車で旅行する、破天荒なAVドキュメント『由美香』だった。そして『監督失格』は、由美香との恋の破綻の七年後、唐突に元恋人を亡くした平野の魂の苦悩を記録している。ドキュメント故の圧倒的な迫真性で、見る者の心は平野の視線をなぞり、共に由美香の霊に心を持ち去られてしまう…。
映画「監督失格」予告編
かつて平野はAV作品の中で、SEX中に相手に花火を浴びせかけたり、半裸の女優に路上で四股を踏ませる、等シュールな状況を設定し、その極限で繰り広げられる性の爆発と、感情の発露をドキュメントとして記録し続けてきた。今回、実人生の中で、それらを上回るような過酷な条件が自分自身に降りかかってきた時、平野は苦悩する自分にカメラを向けることで、その閉塞状況をぶちぬこうとした。「監督失格」という映画はそんな“地獄巡り”を克明に記録した映画である。
彼にとって題材がAVだったのは、「撮り続ける」こと、「対象に密着すること」の方便でしかなかったのだろう。根っこにあるのは、レンズの前に立つ者の感情と全ての光景を記録せずには居られない、天性のドキュメント作家の感性。ーーそんな平野の「監督失格」に至る道程を、膨大なAV作品と、自転車三部作と呼ばれる『由美香』以来の三本の劇場作品を振り返ることで、俯瞰してみようというのが今回の三ヶ月連続トーク企画だ。
第一弾の7月はAV全盛期の90年代、「AVがこんなムチャクチャで面白くていいのか?」とまで言わしめた、初期の代表作「水戸拷問~大江戸ひきまわし」等、一見子供の悪ふざけかと見まごうようなパンク的実験映画の手法で「抜けないAV」をひたすら撮りまくった初期作品を振り返る。80年代バブルの狂乱と、彼がそれまで身を置いていたアマチュア映画の持つ自由さが融合した、無邪気さと狂気に満ちた性のクロニクルだ。それらは、とっくにレンタルビデオ店の棚からも姿を消し、マニアがネットオークションを通して高価で取引するようなレア作品ばかり。またゲストには、『狂人失格』の著者でベストセラー作家 中村うさぎと、平野の一番弟子である女流AV監督ペヤングマキを招き、“女優にのめりこむ”監督・平野勝之に、“女目線”で斬り込む。
そして、あなたは知るだろう。平野は最初から平野だったということを。
なお、本イベントは都条例により18歳未満の方の入場はお断りいたします。当日入場の際に年齢の確認できる身分証(免許証、学生証、社員証、パスポートなど公共機関が発行する証明書)の提示が必要となりますので予めご了承ください。また、未成年者へのアルコールの販売も固くお断りいたします。
7月20日(水)19:30開演
Book Japan(杉江松恋主催) Presents #2
「創刊35周年をうっかりスルーして3ヶ月。これからの『本の雑誌』は一体どういう感じか?
二代目編集長に聞いてみるぞ新宿大集会」
浜本茂(『本の雑誌』編集人)
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1976年4月、目黒考二、椎名誠、沢野ひとし、木村晋介によって設立された、この「本読みによる本読みのための雑誌」は、ミニコミ誌としてスタート。
当初は取次も通さず、ボランティアの配本部隊によって直接都内の本屋に届けられる超アナログな雑誌だったが、本音の「本の感想」に飢えた読書ファンの絶賛を受け、瞬く間にメジャー誌に成長。椎名誠の活躍もあり、多くのファンを獲得した。
さてそんな輝かしい歴史を誇る『本の雑誌』だが、なんと創刊35周年の節目を迎えたこの春、二代目編集長・浜本茂は、この事に気づかず淡々とスルーしてしまうという暴挙に出た。やる気があるのかーという周囲の声を「通過点ですから」とサラッと受け流すこの大物編集長を招き、遅ればせながらの創刊35周年を祝うとともに、読者の喝と愛情の嵐を注ぎ入れてみるささやかな大集会を催します。
当日は、本の雑誌編集部から発掘された、今やお宝となった幻の創刊号(現物)や、「読者投票で募る面白かった特集号ベスト10」で選出の各号、「本の雑誌風雲録」で描かれた配本部隊の当時の写真など、お宝資料満載で35周年の歴史を振り返ります。(来場者にも、発掘されたお土産があります。社内のみで発行された内輪受けの超レア「◯◯新聞」のレプリカを差し上げます。)
さらにこの集会では「第一回本の雑誌公開企画会議」と銘打って、参加者のプレゼンテーションによる、特集企画を募集します。
「こんな特集を読みたい」というネットでの事前応募に加え、実際に会場で「俺はライターだが、この特集を是非本の雑誌でやらせてほしい」という売り込みも(ステージで)バンバン受け付けます。編集長のおメガネに叶った特集は、『本の雑誌』誌上で実現するという、読者冥利につきる企画。
よーするに、世界の活字中毒者諸君は、7月20日(水)新宿五丁目「レフカダ」に集合せよ! なのである。 わかりましたか?
7月23日(土)19:00〜
的中したら来るのは地獄、経済のホントに怖い話
エコノ3アミーゴズの経済大予言! #2
「震災増税2011、日本は二度死ぬ ! 」
2011 Japan Only Die Twice
田中秀臣 / 上念司 / 高橋洋一(Econo 3 Amigos)
先月、大好評で開催された「震災恐慌!」(田中秀臣&上念司)の出版記念トークライブ。著者二人とゲスト高橋洋一との見事なコンビネーションは、場内を納得と爆笑の渦に巻き込んだ。この面白さと説得力はホンモノと、ついにチーム結成ーー80’sの名作コメディ「サボテンブラザース」にちなんだ、「エコノ3アミーゴス」としてLive Wire再登場が決定した。
さて、今回のテーマは、「菅政権が実際に増税に踏み切ったらどうなるか?」を大予言。
夏の怪談話ではないが、これは「経済のホントに怖い話」。増税が引き起こす各種の経済混乱は、原発事故よりも広く確実にあなたの生活を蝕み、例外なく破壊していく。被災地のためーーというお為ごかしな言葉と裏腹に、実は被災地を一番傷めつけ、日本経済全体も沈没させてしまう。増税こそもっとも恐ろしい人為的「災害」なのだ。
さらにひどいことに、そんな「悪の政策」を実現すべく、政府/財務省は御用学者を使い、東電の隠蔽工作を彷彿とさせる、不気味な増税プロパガンダが進行しつつある。これが今回の最大のテーマだ。彼らの言説の奇妙な論理を、我らが3アミーゴズ徹底的に糾弾。弱者救済の名目でばらまかれる恐るべきウソの情報を暴き、本当にあるべき復興財源のありかたをお教えしましょう。
今日本が背負った経済的課題=固くムズカシイ話題を、徹底的に柔らかく煮込んでみせる“美味しい”経済漫談。これを聞けば、あなたも明日、早速会社や酒場で話したくなるなることウケあい!